悩める専業主婦のその後 フリーランスになった話

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タイトルですべてを物語っていますが、「私は私『専業主婦を模索中。』」の管理人こと私は、現在フリーランスとして活動しています。ブログの直近更新は2022年9月だったため、気づけば早1年半……!今回は、悩んだりモヤモヤしたりと、感情の移ろいに忙しかった専業主婦のその後の話を書こうと思います。

この記事は、たくさんの方に読んでいただいている以下の記事の続編です(一応)。

専業主婦のキャリアや、子育て中のブランクに不安を抱えている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

専業主婦が開業するまでの道のり

コーヒーを飲みながらパソコンで作業をする女性

そもそも何のフリーランスか?という点ですが、現在は編集やディレクション、ライターのお仕事をしています。大学在学中からライターとして活動し、新卒キャリアは編集、以降も専業主婦や細々期をはさみながら、一貫して文章を書くお仕事に携わってきました。

開業前の直近は、約4年間専業主婦をしていました。その数年前にも、約半年間の専業主婦経験があります。以下では、専業主婦が「専業主婦を卒業しよう」と考え始めてから開業するまでの流れを紹介できたらと思います。

※これはあくまで私の例です。当時のことをざっくり書いているので、細かな条件や要件はその時々に必要な場所に確認してくださいね。

夫の扶養の条件におさまる範囲で活動開始

専業主婦をしていた約4年の間に、「ライターに戻りたいな」と思ったことが何度もありました。ただ、乳幼児2人を基本的にワンオペで見ていた&夫が超激務ということから、なかなかタイミングを見出せず……。

まずは、夫の扶養の条件を満たす範囲で、細々とライター活動を再開しました。単発や、1記事あたりの納期を2週間程度いただけるお仕事がメインです。再開したといっても、子どもが寝た隙に、1日1時間作業をするかしないかという感じでした。

子どもの預け先を探し始める

赤ちゃんを抱っこする女性

徐々に「もう少し稼働を増やしたいな」と思いはじめ、子どもの預け先を検討し始めました。上の子は当時すでに幼稚園の未満児クラスに通っていたので、下の子が1歳児クラスに入れる保育園を探しました。

私が専業主婦である点と年度途中だったこと、その他諸々の条件から認可保育園は難しいと判断し、認可外の保育園にしぼることに。数ヶ月後に他エリアへの引っ越しを予定していたため、引っ越し先の条件に合わせて探したのですが、これがまた大変でした。

結果として、年度途中の入園はどこも難しく、年度が始まる4月のタイミングで受け入れてくれる保育園が見つかりました。

入園時期に合わせて開業準備

タイピングしている手

4月入園が決まってからは、ひたすら開業準備です。開業と同時に夫の扶養からははずれないといけなかったため必死でしたが、不思議と不安はありませんでした。むしろ、毎日嬉々として開業後のシミュレーションを行っていました。

とはいっても、下の子の保育園入園と同時にいきなり軌道に乗るとは思えません。1ヶ月フルフルで慣らし保育があることも覚悟していました。なので、4月時点では、「起業準備」の入所要件で入園させてもらい、リズムに慣れたタイミングで開業することにしました。

※「起業準備」や「求職中」要件に該当できるのは、最長3ヶ月まで。小さい子を育てながらだと、結構厳しめですよね……と個人的には思います。

開業届提出!保育園の入所要件を変更

結局慣らし保育に丸々1ヶ月を要したので、4月は開業できず、5月に開業届を提出しました。提出後に、保育園と自治体で入所要件の変更手続きを行いました。「就労中」として処理していただき、以降、フリーランス(個人事業主)として本格的に活動しています。

専業主婦からフリーランス 現在の状況は?

ひらめいた女性

子どもの保育園デビューとともに開業し、まもなく1年が経とうとしています。

現在は、ほぼほぼ在宅でお仕事が完結しています。地方在住でありながら、取引先のメディアや企業はすべて東京。取材もオンラインで対応させていただいています。

平日日中のまとまった稼働は6時間程度。上の子と下の子が別々の幼稚園・保育園に通っていることもあり、朝夕の送迎は車でトータル2時間を要します(汗)。稼働が足りない分は、子どもが夜寝た後や土日で補填しているような状況です。日々時間に追われており、わりと荒んだ生活をしているのですが、その甲斐あり(?)、直近会社勤めをしていた時代と同じくらいの収入を得られるようになりました。

引き続き夫は超激務。子ども2人のワンオペの状況は、専業主婦時代からそんなに変わっていません。コロナ禍を機に地方へ移住したのですが、コロナの5類感染症以降に伴い、所属先の東京への出張(出勤)が復活しました。夫の出張ラッシュ、保育園の洗礼(子どもの体調不良ラッシュ)、子どもから病気をもらって自分の体調不良ラッシュなどもあり、わりと大パニックな日々です。ブログを1年半更新していなかった理由は、上記によるものです。大変でした!!!

1歳児クラスの子どもが初年度どのくらい保育園を欠席したのかについては、カウントしているので、1年間通い切ったあとに別途まとめる予定です。完成したらここにもリンクを貼りますので、興味がある方はぜひまた見にきてください。

専業主婦からフリーランス 心境の変化

深呼吸をする女性

専業主婦からフリーランスになり、状況は一変したのですが、もちろん心境の変化もありました。専業主婦のときは、家事や育児をやっていても「あれ、誰にも評価されていない?」と感じてしまうことが多々ありました。もっとも、評価してもらうためにやっていたわけでもないので、何とも難しいところなのですが。「頑張る方向性がわからないな」と思うことも多かったです。

一方現在は、原稿を書いたら報酬がいただけますし、自分が書いた文章がメディアの一部になったり、企業コラムとして載っていたりすると、それはやりがいにつながります。頑張った分、ダイレクトに還元されてわかりやすいですよね。事業を拡大させたいと、常に前向きにお仕事に取り組めています。

ただ、専業主婦のときに多少持てていた心のゆとりは、ほぼほぼなく。子どもと一緒に趣味のドラマをたくさん観たり、気が向いたときに気が済むまで片付けをしたり、ゆっくり公園でお散歩したり、そんな時間は本当に“豊か”だったなあと今ならわかります。隣の芝生現象ともいえますが。友人たちには「体調不良か仕事かでまったく会えない幻の人」とまでいわれていて、今の状況をどうにかしないとなあという気持ちは事実としてあります。

人の数だけ生き方がある

何だかアナザースカイのようなタイトル(「夢の数だけ空がある。」みたいな)になってしまいましたが、専業主婦には専業主婦のよさが、兼業主婦には兼業主婦のよさがあります。どっちにも、その状況ならではのよさがあり、ときには悩むこともあるのだと思います。

とりあえず、転職活動中に妊娠してパニックに陥っていた3年前の自分には、「何とかなっているよ」と声を大にして伝えたいです。

【転職活動中に妊娠した話の詳細はこちらから】

この記事を書いている現状では、専業主婦ではなくなってしまいましたが、専業主婦のときに感じていたことや、当時知っておきたかったことなどは、たくさんメモに書き留めています。忙殺されていましたが、1年半前につくるだけつくって放置している構成もいくつかあります(笑)。ということで、これからも少しずつ専業主婦コンテンツを更新していきたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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